「現在の福島についてどのように思いますか」

・「棄福、帰福」。福島を捨てよ、福島で何事もなかったように暮らせ。どっちを向いたらいいのか分からない。「保養」で県外から福島の自宅に戻ってきたときの不自然で複雑な気持ちは何だ。誰に言ったらいいんだ。どうしたらいいんだ。(大分県出身/神奈川県在住)

・果たしてこの地にこのまま住んでいいのかわからない。福島に、先は、未来はあるのか、と思うと悔しい。(伊達市)

・収束宣言を撤回してもらいたい。福島の人たちは、もう少し声をあげるべき。黙っては伝わらない。地方は都市に、いいように利用されている(格差・差別)。(福島市)

・とにかく、すごいアンバランスな状況だと思う。狂騒じみたビジネス・チャンスにわく人々。ノイローゼ気味な女性。楽観的な高齢層。無関心な人間。日常化して、受け入れた人。非日常としてあらがう人。風化させようとする人。風化させないようにする人。極左活動に利用する人。引っ越す子どものいる世帯。ビジネスで転勤を強いられる人。強い危機感を持つ人。まったくない人。(郡山市出身/福島市在住)

・長大な高圧送電線で東電館内へと電気を送り続けてきたことは、なんと愚かなことだったでしょうか。それでも中央の人間は原発が駄目なら地熱で発電せよ、と言わんばかりの態度で、磐梯朝日に国内最大25万kwの計画を住友商事ほかが打ち出しました。怒りを込めて拒否すべきだと思います。除染にしても、生物濃縮を利用し、環境に負荷を与えないで放射性物質を取り出す方法が、農業でいうファイト・レメディエーションのように、山林に対しても海洋に対してもあるはずであり、メガソーラーをつくろうという様な発送とは闘っていかなければならない。(須賀川市)