1. 映画をご覧になったご感想
      A=『哲学者・國分功一郎が福島の食の生産者に聞く』
      B=『天に栄える村』
  2. トークのご感想
  3. 現在の福島についてどのように思われますか。

  1. A=生産者の個性のある意見を聞く事が出来た。
    B=有機JAS認証を受けている者として納得のいくものがありました。

  1. A=ある個人が、福島の「食」、「生」のあり方、試行錯誤の様相をインタビュー形式で切り取っていくという映像が、良い意味で「文学的」でよかったです。
    B=画面上、震災以前/以後が何も変わらない「風景」と、この3年でそこで行なわれた「実験」の姿が興味深かった。
  2. 大変具体的で、建設的なトークで素晴らしかったです。

  1. A=判断できるか、できないかの差。私も判断できないまま3年を過ごしてきた気がします。判断するための知る努力をしなければと思います。
    B=放射性物質への挑戦の素晴らしさだけでなく、人としてあきらめないこと。行政の中でも一人の人の強い気持ちが動かすもの。いろいろと考えさせられました。日本中、世界中の人々に見て欲しい。
  2. 石井さんの話があまりにもわかりやすい。現状のなかでどう生きていくか、それぞれの判断にゆだねられている。そういう時代がやってきたことを真に感じました。
  3. 欄外: 個人が意思決定しなければならない。そのための見方をすこしずつ磨いていく。

  1. A=我々の生活が、どのような関わりのなかで成り立っているのか知ろうとする事は、とても大切であると思います。
    B=あらゆる手段をつくして努力されている事実を、地元にいてもさほど関心を持たずにいた311以前の自分に対し、多くを語ろうとしない農家の方々のリアリティをこして伝えて下さることによって、地元民こそが一番に知っておくべきだと感じました。
  2. 一般的に自分の手を汚さずに得た知識を語っておいる方が多いのでは。また、それに対する不備を双葉郡で除染するようになり、思うようになりました。メディア、学者の方々はかえって複雑にし、わかりにくくされている今、イメージではなく、自分で考え、問題解決の力点を探る。地元ふくしまで必要なことです。
  3. 中央の巨大な力のなかで、いかに生き残るか、地元の力をつける必要があります。映画にもありました流通業界が、生産者に比べどれだけ利潤を得ているか。原子力産業も同じです。数字で考えれば、イメージではなくわかりやすい事実があります。復興予算すら、中央に吸い取られても、必ず残る地元の芽を育てる。に尽きます。

  1. A=はじめから観ることができなくて残念だった。(検査の手順が映っていたのだろうと思って。)たまに福島へ来ると、東京と山梨と福島では温度差(放射能に対して)があるとつくづく思いました。私自身は、売られているものは、福島産特別することなく食べていますが、作中にもあった「それぞれの人の判断」なので、どのように福島のものを食べてもらうようにしていくのか、むずかしい問題です。
    B=数値などのテキストで提示されるものを見るよりも、こういうドキュメンタリーを見ることで、人は理解を深めることができるのだろうなと思いました。用水路の染色シートがどれだけ効果があったのか、気になりました。
  2. 地方自治体でどのように対応対策するのか、基準を作るのは効率的ではないし、差ができてしまうので、国で対応してほしいと私も思いました。でも、国が作ると、ゼロかイチになってしまう可能性が高い。
  3. 東京、他の地域にいるとよくわからない。得られる情報が正しいのか、デマなのか、判断するとこから始まる。福島に来てみることが大事。

  1. A=この機会が無ければ見られなかった。様々なヒントがあったと思う。
    B=昨年11月に、福島フォーラムでちょっとの間上映されていたが、見られなかった。絶好(?)のチャンス。こんなに多くの人が参加するとは・・・!「徒労」の文字が浮かんだ。
  2. 元々の格差社会が更に拡大→子どもの放射能対策にも格差が。
  3. 一言では書けない。いっぱいあり過ぎて。除染労働者の実態、作業等、東京の人には知らされていない事がまだまだある。全国から集まって来る作業員による犯罪も増えている。様々な分断ができてる。←元々の分断・過疎化社会にこのような事が起きた。

  1. A=現地の人に突然インタビューする場面があってもよかったかと思う。
    B=科学的で面白かった。
  2. 映画で伝える手段があることに気づきました。

  1. A=現物の状況を詳しく聞かされ、良い映画であった。
    B=役場、研究会の皆さんを主題に、いい映画であり、県内、県外でも上映できたらと思います。近くの村での実話に、感動させられた映画でした。
  2. 風評被害等は、国、東電の事故。然し、●●でも解決することに●●行動は必然。原発再稼働には反対。人間がコントロールできると、もく●●させることは、天罰を招くもの。

  1. A= ―
  2. B=原発風評被害にも負けずに頑張っている村の方々に感動しました。


  1. A=地元にいながら、知らなかったことばかり!!改めて現実を知ってタメになった。とてもよかった。准教授のインタビューする謙虚な姿勢が勉強になった。
    B=研究会の方達が、あれほどの苦労をされていた事に驚きを隠せません。頭が下がる思いです。県内、全ての農水産業に共通して言える事ですが、これからも続くであろうと思うジレンマを抱え続けるのは悲しい事ですね・・・
  2. 両氏のトークを見聞きし、感じたこと。何事も知ったかぶり、わかったつもりは良くないなと反省しました。
  3. 何とも言えない。当事者と第三者の意見は皆違うし、首長が順次交代しているので、震災から丸3年。少しは変わるのか!?

  1. A=もう少ししぼっていただいたぼうがわかりやすかったかなと思いました。農あり、漁あり、商ありで、伝えたいことが沢山あるのはわかりますが、農なら農だけの方がわかりやすかったかな。
    B=次々と対策をされた吉成さんはすごいし、天栄村の農家の皆さんも本当に頑張ってこられたと思います。まったく知らなかったので、今日来てよかったと思います。山を壊すな、水をよごすな、人を殺すな。先人の教えを私たちは守っていかなかればなりません・・・と改めて思いました。
  2. 土壌ごとの見極めは大事だと思います。しかし、耕作地はわかりますが、山はどうするのか。木の葉の放射線は、現在もかなり高いものがあり、この広大な山の除染は不可能と思われます。それが、何とかない限り、どんなに下界を除染しても、いたちごっこではないでしょうか。
  3. 疲れ果てていると思います。避難していた人は、戻りつつあります。よくなったからではなく、離れていることに限界が来たからで。離婚も自殺も孤独死も増えました。この国は、福島を見捨てたのでしょうか。人としての扱いを受けてはいないのでしょうか。

  1. A=『哲学者・國分功一郎が福島の食の生産者に聞く』父が福島出身
    B=すぐ近くの天栄村の実行力に感心しました。自分自身を含めて、わが町の切迫感のなさを感じています。ちなみに私自身米農家で、弟は福島第一原発で働く東京電力職員です。

  1. A=福島からキョリのある所に住んでいる方(國分さんなのか、製作者なのか)が、そのキョリ感をそのまま出して、福島の人に話を聞く。そこから出てくる話はもうどこでも聞ける話でしかない。福島に来て、話を聞きました以上でも以下でもない。何だったのか良くわからない。
    B=映像も編集もすばらしいです。カメラマンの腕の良さ(4人もいたんですね。多分、中心になった方でしょうか)に、ぐいぐい引き込まれます。編集のリズムの良さ。惚れ惚れします。内容も素晴らしい。これまで福島産は敬遠してましたが、もっと考えよう、考えて選ぼうと思いました。心に稲の苗を“しっか”と植えられた気がします。(稲の美しさを、あたたかい目で見て、これを“この美しさを伝えたい”という思いが確かに伝わります。)
  2. すごい質問ですね。「福島の、○何について、どのように思い、考えるかという質問が必要だと思います。(揚げ足取りをするつもりはありません)。現在の○○についてどう思うか?という質問は、その○○にどこの地名を入れても成り立たないと思いますが、そこに「福島」と入れると、成り立つのでせうか?いやな答えをしてしまいました。ご免なさい。

  1. A=「具体的」という言葉がありましたが、私には「地道」と言う言葉が連想されました。正直<現場>の人たちの声を聞く、という場面は少ない訳ですから、國分さんのその係わりの中で、改めて考えさせられる場面が大でした。
    B=大変いい意味で、思い映画でした。近隣の人たちの真摯な取り組みを、そこまで知らなかったことを恥じています。こういう作品こそ、文部省選定にするべきでしょう。(まあダメでしょうが・・・。)
  2. お二人のわかりやすいトークで、内容も濃いものでした。「民主主義」、「行政」の虚妄性も新たに感じさせられました。「ネイチャー」での批判は、原発うりこみの政府の(また企業の)今後を考えての「救い」拒否なんでしょう。あの時からその体質はズーっと続いている訳で・・・。
  3. 「なかったことにしたい」の囲い込みの土地。廃炉と(廃)棄民の土地?

  1. A=不幸な事故が起きました。ごめんなさい、私が悪うございました、と当事者が負けぷりの悪い中、苦しんでいる、怒っている方の本音を丁寧に撮られていました。生産者にも原発の利害に影響ある灰色の方や、絶染(←?)な方も混合しています。福島県人の私にとって、訪ね歩く國分先生の言行に関心をもって拝見させて頂きました。
    B=共感致しました。かつて無農薬米の米作りをした事が有り、その田の中から蛍が多く生育しました。半分位の生産量でしたが、銘柄蛍のヒカリ(コシヒカリの種でした)
      生産者 神 労働者 堂山 と米袋に書いて恩人に送りました。回りの農家は皆笑っていました。一度、天栄村の名前が面白いと思い、それでは蛍が生育し、田に舞っているのかを見に行ったことがありました。この映画を知人に伝えます。
    昨年、奇蹟のリンゴの映画を見たリンゴ農家が、それでも農薬を使い続けています。天栄村の農家を、福島県人として誇りに思います。17歳の時、郡山・福島の牛乳は飲まないと決心しました。どんな困難があっても、人間は幸せの為強く生きて行くべきですね。大自然の中で、共に。
  2. これからの日本人の考え方、生き方を若者らしくこり、自分の責任で強く語っていますね!大震災、原発事故以後の日本人福島県人の思考、生き方を教えていただきました。感謝。
  3. 福島県人が問われています。特に60歳後半から70歳の大人です。これまで農薬をひんぱんに使っておりました。今、放射性物質の汚染について、悪いことは黙っていればいいと方言する有様です。私の年代は、60歳後半の大人の感心を、今、日本が経済大国の如く、物・金を優先させて道義を疎かにしているのが原因です。

  1. A=①生産者、食事店、消費者の現在の状況を広い消費者へ知らせることに、大きな意義を感じる。但し、いつの時点の映像なのか表示してほしい。②消費者の不安に応える方法も大事で、生産者側からの一方的なものにならないことも大事と思う。
    B=①有機栽培の中で、放射能の影響は大変厳しいもの。諦めることなく、先の見えない中で、米づくりを続けられた努力に感動します。
    ②また、その他の県内の農業者も同様な努力をされているので、そのことがこの映画から二重映しになっていることを感じます。③多くの人に見ていただきたい。
  2. ①会場の参加者の問いに、真剣に応え●●●、好印象を得ました。②石井さんの言うように、具体的に科学的な指向をしながら進むことで、福島に住み続けることができ、そのような努力を多くの人が知りえず(←多分)、そのことを県外の人に広めて頂くことが、福島とその他をつなぐことになると思います。
  3. ①政府は原発の収束に最大限の努力をして欲しい。他県の原発再稼働や、海外への原発輸出は正気とは思われない。②仮設住宅で暮らす人々が、早く落ち着く先を確保して、健康な日常を取り戻せるようにしてほしい。

  1. A=國分氏の福島に寄り添うような質問で、インタビューが成功している。だが「おいしいんだよね」という解決できない問題である。安全基準に対する疑問が全くないので、哲学者(?)と思ってしまいました。
    B=私も市民プロデューサー(?)の一人として、関わった者です。(お金を少し出しただけですが)。2009年の映像があって、インパクトが強まりました。天栄村の吉成産を中心にした取り組みに関心しました。農業に関わっている人たちの知力と地力の強さを思いました。
  2. 喫緊の課題にもふれてほしかった。こども疎開裁判にふれた方の考えを聞きたかった。短期間の疎開でも効果があるそうです。そういう行政の見識があればなぁ。郡山市だけで、59人の甲状腺カンの患者が出てるんですよ。
  3. このままではいけません。オリンピックより福島を!です。こども疎開を実現させられるように運動しましょう。

  1. A=イチゴに“うまい”で終わってほしくなかったです。
    B=直後に行動を起こし、次々と策を立てて実行する天栄村の人たちに、心から敬意を持ちました。経済的な支援等は東電からきちんとされているのでしょうか。お金さえあればやってみたい人は他にもいると思います。
  2. 昨年、生協の企画で、福大の李さん(?)台湾の方の話をききました。石井さんはもちろん共同なさっていると思うのですが、李さんの話は、大変具体的な話で、初めて農業に希望を持ちました。
  3. 「なかったことにしたい人」の思惑が勝りつつあると危惧しています。盆と正月に帰省する孫に、何を食べさせるか、と楽しみ以上の悩みを覚えています。

  1. A=途中暗かったので寝てましたが、いろんなとこに行ったんですね。本物が見れたのでよかったです。報道ステーションまた観ます。
    B=この映画が以前から気になっていました。福島フォーラムで上映していたので、無料で観れるので見ました。データにもとずいてやる いいよね!!
  2. テレビと同じく語り方おなじでした。本宮町の人だったのですか?
  3. 普通に戻っていますが、たしかにつかれている。