Image.Fukushima | イメージ フクシマ | イメージ.フクシマ│福島へのまなざし

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作品解説&作家紹介

作品解説

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『プロジェクト FUKUSHIMA!』

監督:藤井光|日本|2011年|Digital|90分

「未来は私たちの手で!」。遠藤ミチロウ、大友良英、和合亮一が起ち上げ、2011年8月15日福島市四季の里公園における野外音楽フェスティバルでひとつのクライマックスを迎えた「PROJECT FUKUSHIMA!」の軌跡を捉えたドキュメンタリー。逆境の福島で生まれためくるめく実験。音が集まり、来るべき社会の姿を素描する。

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©東宝/近代放映

『百万人の大合唱』

監督:須川栄三│1972年│日本│35mm│96分

在りし日の福島県民のパワーを描く、事実をもとにした感動娯楽作。“東北のシカゴ”と呼ばれた暴力の街・福島県郡山市で、ひとりの高校教師が立ち上がる! 行く手を阻む暴力団! 福島の市民は団結して音楽祭を成功させることができるのか!?

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©RKB毎日放送

『苦海浄土』

ディレクター:木村栄文|日本|1970年|Digital|49分

石牟礼道子の同名小説を原作に、北林谷栄ふんする琵琶瞽女(ごぜ)が水俣の町を彷徨い歩き、水俣病患者や遺族に寄り添う。不知火の海に生き、水俣病に苦しめられながらも懸命に生きる人々。彼らの苦しみを一層深くしていたのは、公害の原因となった企業やその恩恵にあずかる市民との確執だった。

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©東海テレビ放送

『あやまち』

ディレクター:大西文一郎|日本|1970年|Digital|49分

「自分にふりかからない迷惑 他人におよぶ迷惑。片方がとくをすると片方が損をする。そういう風が吹きはじめた 四日市の町に」工場で豊かになった町は、空と海を失った。今は昔、昔は今。詩人・石垣りんが紡ぐ言葉にのせて、磯津の路地裏から四日市公害を映す、ある夏の日のモンタージュ。

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©南海放送

『放射線を浴びた[X年後]』

監督:伊東英朗|日本|2012年|Digital|83分

1954年のビキニ水爆実験。当時、多くの日本の漁船が同じ海で操業していたが第五福龍丸以外の「被ばく」は歴史から消し去られた。その事実に光をあてたのは、高知県の港町で地道な調査を続けた教師や高校生たちだった。次々に明らかになる船員たちのその後。そして、ついにたどり着いた機密文書……。

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©東海テレビ放送

『長良川ド根性』

監督:阿武野勝彦・片本武志|日本|2012年|Digital|80分

舞台は日本三大清流の1つ、長良川。河口堰の建設をめぐり「民意」と「国策」に翻弄されながらも自らの仕事と生活を守り抜いた漁師たちの物語。公益とは何か? 人は自然とどのような関係を取り結ぶことができるのか? 厳しくもロマンティシズムを湛えた寓話のような本当の話。

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©阿賀に生きる製作委員会

『阿賀に生きる』

監督:佐藤真|日本|1992年|16mm※ニュープリント|115分

昭和電工が阿賀野川流域で引き起こした新潟水俣病。自然とともに生きてきたがゆえに被害を受けた人々の暮らしを見つめる。社会的テーマを根底に据えながらも、そこからはみ出す人間の命の賛歌をまるごと収め、ドキュメンタリーの新たな地平を切り拓いたマスターピース。

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©サイレントヴォイスLLP

[特別先行上映]『うたうひと』

監督:酒井耕・濱口竜介|日本|2013年|Digital|120分

震災後の東北を独創的な方法で記録する酒井・濱口コンビ最新作の特別先行上映! いまも息づく昔話・民話の語り部たちの「声」が、時の隔たりを超えてよみがえり、魂を高揚させる。古老たちの言葉の幻惑的な調べに誘われ、東北の最深部に触れるスリリングな旅の記録。

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© 青林舎

『原発切抜帖』

監督:土本典昭|日本|1982年|16mm|45分

世界で唯一の被爆国だった日本が、どうして原子力大国になったのか。原子力政策の歴史を、新聞から切り抜いた膨大なスクラップ記事だけを使って浮かび上がらせ、現代人に再考を促してやまぬ傑作。昨年惜しまれつつも亡くなった稀代のヒューモリスト・小沢昭一がナレーションを担当。

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『100人の子供たちが列車を待っている』

監督:イグナシオ・アグエロ|チリ|1989年|Digital|58分

チリの貧しい子供たちに映画を教える女性教師アリシア・ヴェガの映画教室の活動を捉えたドキュメンタリー。「列車」とはリュミエール兄弟による世界最初期の映画『列車の到着』のこと。いきいきと目を輝かす子どもたちの姿を通して「映画の力」を再確認させてくれる感動作。

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『メイン州ベルファスト』

監督:フレデリック・ワイズマン|アメリカ|1999年|35mm|249分

来るべき「福島映画」のために! ベルファストという美しい港町そのものを主人公として撮られたワイズマンの最高傑作のひとつ。あらゆる場所にかけがえのない生が営まれていることを示す、奇跡の4時間9分。[※途中10分間の休憩あり]

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©日本ドキュメントフィルム

『流血の記録 砂川』

監督:亀井文夫|日本|1957年|16mm|54分

アメリカ軍立川基地の飛行場拡張に反対する地域の農民と運動家たちは、凄惨な暴力を受けながらも、スクラムを組み、歌の合唱で対抗する。福島で生まれソ連で映画を学んだ巨匠・亀井が、歴史的住民闘争をエモーショナルに記録にした日本の革命映画の原点。

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©空族

『花物語バビロン』

監督:相澤虎之助|日本|1997年|8mm→DV上映|45分

『サウダーヂ』の脚本家・相澤虎之助による「空族」的東南アジア近現代史。1990年代、多くの日本人が「自分探し」と称してアジアを旅した。しかし歴史は、ただではそれを許さない。バビロンの花は阿片の花。バンコクの安宿で見た夢は、一人の若者を20世紀の歴史の闇へと誘っていく。

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©空族

『バビロン2-THE OZAWA-』

監督:相澤虎之助|日本|2012年|8mm→DV上映|46分

バビロンシリーズ第2弾。キャッチのオザワ(富田克也)は、ヘタうって海外逃亡することに。ほとぼりが冷めるまでネタでも吸って……と考えるのだが、やはり歴史はそれを許さなかった! いつしかベトナムの戦場に迷い込んだ彼はバビロンの銃を手にする。架空のロックと戦場を旅するポエティカルポエジー=政治と詩。

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[インスタレーション]『海に面した四つの建物』

開催期間中、劇場ロビー壁面に『海に面した四つの建物』を投影します。

監督:フィリップ・ルイ|フランス|2012年|Digital|47分

原子力発電所を捉えた据え置きカメラの映像だけを用いて構成された驚くべき実験映画。雨が降っては晴れ、鳥たちが通り過ぎる施設内の光景。やがて白い防護服に身を包んだ顔のない作業員が訪れる。誰もが知る“あの場所”の時間の厚みに触れるワープ体験。監督は、パリ在住の映像作家フィリップ・ルイ。これまでマルセイユ国際映画祭、トリノ映画祭、ロッテルダム映画祭などに招待される。本作は2012年のマルセイユ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。

映画作家紹介

藤井光

1976年東京都生まれ。美術家/映像監督。パリ第8大学美学・芸術第三博士課程DEA卒。2005年帰国以降、現代日本の社会政治状況を映像メディアを用いて直截的に扱う表現活動を行う。3.11以降の被災地で災害と芸術の関わりをテーマに各地で撮影を続けている。

須川栄三

1930年生まれ(〜1998年)。58年に『青春白書 大人には分らない』で監督デビュー。以後、東宝スタジオで文芸映画からミュージカル・コメディまで幅広いジャンルを手がける。1976年は独立し「須川栄三プロダクション」を設立する。

木村栄文

1935年福岡市生まれ(〜2011年)。59年RKB毎日放送入社。70年に「苦海浄土」が高く評価され文化庁芸術祭大賞を受賞。その後、「まっくら」「鉛の霧」「あいラブ優ちゃん」など約40年に渡り数多くのドキュメンタリーを制作し、ギャラクシー賞大賞などテレビ界の数々の賞を受賞。賞獲り男の異名を持ち、他局を含めドキュメンタリー制作者たちに広く影響を与えた。

伊藤英明

愛媛県生まれ。『放射線を浴びた[X年後]』監督。16年間公立幼稚園で先生を経験後、南海放送入社。情報番組などの製作の傍ら、地域に根差したテーマでドキュメンタリー製作を始める。2004年ビキニ事件に出会い、以来、8年に渡り取材を続ける。

阿武野克彦

1959年生まれ。東海テレビ放送プロデューサー。『長良川ド根性』監督。『平成ジレンマ』『死刑弁護人』『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』などの劇場公開の仕掛け人。個人賞として、日本記者クラブ賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

佐藤真

1957年生まれ(〜2007年)。初監督作品は『阿賀に生きる』(1992)。日本を代表する記録映画作家のひとりとして幾多の佳作を残す。ドキュメンタリー論の著作多数。

濱口竜介

東京大学文学部大学卒。2008年の『PASSION』がサン・セバスチャン国際映画祭と東京フィルメックスのコンペ部門に入選。『THE DEPTHS』『親密さ』も映画祭などで極めて高い評価を得る。2012年にはオーディトリウム渋谷で初のレトロスペクティブ開催。いまもっとも期待を集める若手映画監督のひとり。2011年からは酒井耕と共同で、東日本大震災の被災者へのインタビューをまとめたドキュメンタリー映画シリーズを制作。『うたうひと』はそのなかの一篇である。

土本典昭

1928年生まれ(〜2008年)。日本最大の記録映像作家のひとり。ライフワークであった一連の「水俣映画」、そして原発問題の深奥に迫る『海盗り』等の傑作群は、社会問題に対する批判・監視の役割を果たしてきただけでなく、いまもまったく色褪せることなしに、地域に生きる人々の気高さ、その生活のかけがえのなさを伝えつづける。

イグナシオ・アグエロ

1952年、チリのサンティアゴに生まれる。2011年没。

フレデリック・ワイズマン

1930年生まれ。現存する世界最高のドキュメンタリスト。1967年の『チチカット・フォリーズ』以来、継続的にアメリカ合衆国のなかの施設ないし街を題材に作品をとりつづける。そのフィルム群は20世紀の人類の記録として、バルザック人間喜劇シリーズに比肩する。

亀井文夫

1908年生まれ(〜1987年)。福島県原町(現・南相馬市)出身。日本の文化・記録映画に大きな足跡を残した巨匠。1929年にソビエトへ渡り、最新の映画技法を吸収して帰国。1939年の『戦う兵隊』は反戦的として上映禁止処分を受け、亀井自身も一年間投獄された。以後、劇映画とドキュメンタリーのジャンルを越えて気骨溢れる問題作を次々と発表。広島の原爆問題を通して、人間が生きる環境の問題に着目。エコロジー運動の偉大な先駆者でもある。

フィリップ・ルイ

パリ在住の映像作家。これまでマルセイユ国際映画祭、トリノ映画祭、ロッテルダム映画祭などに招待される。本作は2012年のマルセイユ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。

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